ドラムサポートでの失敗談。譜面ロストでござるの巻。ニンニン。

B!

ご機嫌いかがでしょうか。
つじです。

以前の記事でドラムサポートをやっていた時代をサラッと書いたが・・・。(本当にサラッとだった!)
ちなみにその記事がこれ。です。

今回は記事にもなった、大所帯バンドでの失敗談を・・。そう、失敗から学び成功へ!(そんな大げさな話じゃない。)

10年前の武者修行。

い〜つのこと〜だか〜思い出してご〜らん♪
・・・。はっきり思い出せねぇ!!
10年前のことになると思います。
当時、ドラム道場千葉校を立ち上げたばかりだった頃。もっとライブ経験をしようと思い、今では懐かしいですがmixiを使ってドラム募集しているバンドに、とにかくコンタクトしてみました。
その一つが、前回のブログでも書いた大所帯バンドでした。

「年に数回、所沢でワンマンライブをする。」
この言葉に惹かれて参加する事に。
当時は自分のバンドが無かったので、ワンマンライブなんて夢のまた夢。状態だったので、ヨダレが出る程の条件でした。(キタネーナ。)
演奏する曲は前回も書きましたが、風味堂・クレイジーケンバンド・東京事変・・・あと・・何やったかな・・・あ、東京スカパラダイスオーケストラの曲も演奏したなぁ・・・。
この辺りのコピーバンドでした。普段、自分が聴かない曲が目白押しでした。
普通のライブ活動でも1時間演奏が多かったので、長時間演奏のトレーニングがしたかった私には、うってつけのバンドでした。

しかし、自分の活動も精力的に行いたい気持ちが芽生えてきて、大所帯バンドを抜けようと思っていたその時。
バンド自体が活動停止になる。なので、活動停止前のワンマンライブをやろうと。
タイミングが合う時ってそんなものですよね。私もそれなりに思い入れがあるバンドだったので、最後のワンマンライブ頑張るぞ!っと思っていた訳です。

しかし。そのライブで失敗が発生したのだった。

神に見放された。かみだけに。

大所帯バンドの他に、2つバンドに参加してました。その1つが、ロックバンドでした。
これもコピーだったのですが、マキシマムザホルモン・ミドリ・・・あと・・なんだったかな・・ちょっと忘れましたが、ガンガンなロックバンドのサポートでした。
こちらのロックバンドもライブが近くメンバーの都合が合うのが夜中だったので、夜中の高円寺でリハをしていました。

大所帯バンドの演奏曲のドラム譜を必死に書いて、こっちのロックバンドの譜面も必死に書いていた訳ですよ。
そしてそれは、丁度今頃の季節。やらかしてしまうのです。

ある日の夜中。ロックバンドのリハを行う為に高円寺へ車を走らせます。使う譜面はトートバッグに入れて移動していました。
仕事をしつつのリハだったので、疲労もありましたが気持ちは少し晴れやかでした。
それは大所帯バンドのドラム譜書きが、本番10日前にやっと終わったのが大きかったです。

リハが終わり、疲れを感じながらも・・・。
「よしよし、こっちのロックバンドの譜面書きも終わってリハもいい感じだったから、あとは大所帯バンドだけだ!」
「譜面も書き終わったし、残りの10日間で形にするぞー。」

・・・・。人間、不思議なものです。この時、悪い予感が・・・。

自宅の駐車場に着き、車の中から荷物を出そうとすると・・・。
もうお分かりですよね?

そう。譜面を入れていたトートバッグが無いのです!

やっちまった・・・。マジでやっちまった・・・!すぐさまリハをしていたスタジオに電話をしてみますが、忘れ物は無いと。
大所帯バンド用の譜面。確か・・20〜25曲くらいはあったと思います。これを全て失う訳には・・・!そう思い、もう深夜でしたが再度高円寺へ!!

車の中で祈りまくりました。そして、停めていたコインパーキングへ!!
緊張の瞬間・・・・。

トートバッグは・・・・。

無かった・・・。

一夜にして、大所帯バンド・ロックバンドの譜面を全てロスト!
あいたーー!

立つ鳥跡を濁しまくり。

今なら10日間で、なんとかなるかもしれないですが、当時の私は動揺しまくりでした。
「やべぇ・・・譜面ないし・・・。譜面書く事で手一杯で、まったく叩いてないし・・・。どうしよう、今から書いてもとても間に合わないし、耳コピで覚えられる曲数じゃねぇ・・・。」
しかも無くした数日後に、大所帯バンドの最後のリハが待っていました。
「いや・・・待てよ・・・。とりあえず雰囲気だけ合わせて、今から曲の構成だけ書けば何とかなるかも・・・。」
そう思って、曲の構成(イントロが何小節、サビが何小節と書いていく。)だけを書けるだけ書く!しかし、それでもリハに間に合わない・・・!

リハの時は、それはそれは笑えるくらい消極的なプレイでしたw
そして、逃げる様にスタジオを後にしました。帰りの車の中も演奏する曲を流して、少しでも頭に入れます。

そして、結局半分以上も譜面が書けずに当日を迎える事に。
所沢まで車で移動していたのですが、ライブに出たくなくて、出たくなくてw
そらそうですよね、半分以上の曲は記憶もフワフワですから・・・w

最後のライブというのに、とにかく叩いている気分が全くしないライブでした。
曲が思い出せない・・・ある曲では、サックスソロを完全に飛ばしてエンディングのパターンを叩き出してしまう。
カウント出しもめちゃくちゃ、テンポもめちゃくちゃ、エンディングもいつ入って良いか分からずにめちゃくちゃに・・・。

(早く終わってくれー・・・・!!!)
そう思いながら演奏をしてました。怖くて他のメンバーの顔を見ることが出来なかったなぁ・・・。

そして本番が終わると、挨拶もほとんどしないで、逃げる様に車に乗り込み千葉へ帰るのでした。

本当に当時は迷惑かけまくりました。

しかし面白いもので。その大所帯バンドのメンバーの1人が、私のバンド「Cross Road」「Luminox」で鍵盤を担当しているのです。
もうその事は忘れてて欲しいですが・・・w

その後の譜面管理

その後。私は譜面を書いたらコピーを速攻でする様になりました。
今は、譜面を書いたらスキャナーでデータ化してパソコンにプロジェクト毎に管理します。
そして原譜はしっかり、これまたプロジェクト毎に保管します。これでもたまに譜面をロストしますが、データで残っているので、あの時の様な失敗は起きません。(起こしたく無いw)
最近はiPadで譜面を取り込んでライブしてますが、やはり紙での管理は今も大事にしてます。もしパソコンがダウンしたら・・・。おお・・・怖っ・・・。

そんな事起きないよーー。って私も譜面をロストする前は思っていましたが、起きるのです。
リスク管理。なんてカッコイイ言葉じゃないですが、譜面はバックアップするのが大事だなっと、この経験から学んだことでした。ちゃんちゃん。

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