【5分でドラム上達シリーズ】テンポキープは山あり谷あり?テンポ増減ドリル!

B!

ご機嫌いかがでしょうか。
つじです。

どうてもいいですが、冒頭の(ご機嫌いかがでしょうか。)って入り。これは恐らく私がブログを始めた20代前半の頃から使っています。
どーでもいいですね。どーでもいいですよ〜。(あっ、懐かしい。)
さて5分でドラム上達シリーズ。好評なのか不評なのか分かりませんが、第三弾です。私にしてはハイペースです。息切れしないのだろうか。ワタシ。
今までの記事はこちらです。この回から読んだ人は第一回は必ず目を通してもらえると嬉しいー!のであーる。(キャラが未だに定まってない。)

さて。今回はいきなりドリルの紹介から入ります。それでは行ってみよう!

チェンジアップのテンポ

まずはチェンジアップを行います。チェンジアップとは4分音符〜8分音符〜3連符〜16分音符。っと言う様に叩く打数が増える練習方法です。
様々なところでレッスンをすると呼び名が違う所もありますが、この練習をこのブログでは「チェンジアップ」と呼びます。
「ちっちっちっ。(指でワイパーみたいに動かす)俺は2分音符から32分音符まで叩くぜ!」
「ちっちっちっ。(指でワイパーみたいに動かす)俺は2拍3連もやるぜ!」
「ちっちっちっ。(指でワイパーみたいに動かす)俺は2拍5連もやるぜ!」
はい。各々方が思うチェンジアップで良いです。チェンジアップの内容が問題ではありません。そのテンポが重要です。
チェンジアップを行う際、テンポを3段階に分けてください。自分なりにでOKです。例えばこんな感じ。
・スロー(60)
・ミディアム(120)
・ファスト(160)

()内はテンポです。

実は・・・。実はですよ。
チェンジアップにはテンポキープを養う術もあるのです!
腕の練習にもなり、テンポキープの練習にもなる一粒で二度美味しい練習なのです!

テンポキープは山あり谷あり?テンポ増減ドリル!

今回のドリルは「テンポキープは山あり谷あり?テンポ増減ドリル!」です。何のことだかさっぱりでしょう。なので説明をします。
先程お話したチェンジアップのテンポ。もう一つスパイスを加えてみましょう。
それは・・・。
毎日違うテンポで練習するのです!
例えば、今日は60で練習したから明日は70。っといった具合。毎日スロー・ミディアム・ファストのテンポを変えるのです。
誤解がない様に言いますが、チェンジアップは腕を動かす為の練習です。なので、毎日同じテンポで行うこと自体は問題ありません。
自分が叩きたいテンポがあって、それを達成する為には決めたテンポで練習するのが正解です。

ただ、漠然とチェンジアップをするのではなく、先ほども書きましたがスパイスを加えましょう!

テンポキープは山あり谷あり?テンポ増減ドリル!
やり方は簡単!チェンジアップのテンポを毎日微妙に変えるだけ!

例)
テンポ60で練習した翌日はテンポ70にする。(他のミディアム・ファストも同様)
さらに微妙に変えるのもあり。例えばテンポ60で練習したら、テンポ63。っといった具合。
チェンジアップの練習をする度に、テンポを微妙に変えるのがミソです!もちろん遅くするのもOK!

ドリルの目的は?

60と63。そんなに違いあるの?っと思われた方もいると思いますが、様々な曲を演奏していると絶妙なテンポの曲も数多くあります。
例えばテンポ93とか、テンポ136とか。案外こんな刻んだテンポの方が多いかも?しかし、練習する時はキリのいいテンポで練習する事が多いです。
この絶妙なテンポ感を感じ取れるか否か。60と63では本当に微妙な差ですが、63の方が当然速いです。その絶妙さを感じ取って叩くのがテンポキープには必須なのです。

テンポキープは恐れずに言うと、ほぼ不可能だと思います。クリックを聴きながら演奏であれば可能かもしれませんが、クリックを聴かないで演奏していたらほぼ不可能です
師匠である、菅沼孝三さんのライブCDのある曲では、出だしのテンポと終わりのテンポは絶妙に違います。
でも、これを聴いてテンポキープ出来ていない!っとは思えない。なぜなら、周りのメンバーもちゃんと合わせているからです。
とは言うけど、本当に微妙に違う程度です。これは凄いですよ。しかも曲が盛り上がる最後だけ、絶妙に速くなります。この辺は名人芸ですね。

人間が演奏する以上、絶妙なテンポの増減は起こっても不思議ではないのです。周りの音を聴いて、ほんの少しのテンポの揺れを感じ取れるのか。
それを感じたら、実践する。このドリルでは絶妙なテンポ感を養うことで、周りのテンポに合わせる能力を養う事が出来るのです。

私はドラマーはテンポキープが重要であると同時に「テンポメーカー」でもあると考えています。周りに合わせてテンポを提示する。これがバンド演奏では重要じゃないかと思っています。

昔こんな事がありました。
ビックバンドのサポートをしている時。休憩中にトランペット奏者から。
「ドラムちょっと遅いから速めに叩いてくれないかな。」
すると、しばらくして今度はサックス奏者から。
「ドラムちょっと速いから遅めに叩いてくれないかな。」
真逆の事を言われました。これ、同じ曲です。私は悩みました。でも、考えてみると。
速く感じる人と遅く感じる人がいる。つまり私はジャストで叩いていたって事じゃん?!
凄まじくポジティブに考えました・・・笑

テンポがめちゃくちゃ変わってしまう・・・!っと言う方も、このドリルをやる事で。
「あれ・・・?テンポ60と63って微妙に違うかも?」
っと感じ取れる様になると、自分のテンポが速かったり遅かったりの違いに気がつき始めると思います。
テンポキープ上達の第一歩は「テンポのズレに気がつく」事が大切だと思います!
案外、ドラムだけじゃなくてギターやベースがズレている事もあるので、どうしてもテンポキープがバンドでうまく出来ない。という方はバンド練習の時に全員クリックを聴くと良いですよ!

まとめ
テンポキープは山あり谷あり?テンポ増減ドリル!
・チェンジアップを漠然とやらずに、毎日微妙にテンポを変える!
・周りの微妙に変わるテンポを感じ取る力が養われる
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