左手が確実に上達するドリル、あります。
【今回の対象ドラマー:エンジョイドラマー・アマチュアドラマー】
このシリーズではサラリーマンとして生きながら、プロドラマーとして活動している「つじかずや」のドラムメソッドを公開したいと思います。
「つじかずやのドラムが上手くならないメソッド(仮題)」
今回は具体的なドリルを紹介します。
実は以前もこのブログ内で紹介したドリルではありますが、アップデート版になります。
今回は「左手が確実に上達するドリル」がテーマです。
▼前回の記事
Contents
つじメソッドでは「ドリル」と呼ぶ
つじメソッドでは「ドリル」という単語を使います。
私の大好きなゴルフには「ドリル」という言葉があります。平たく言えば「練習内容」です。
なぜ「ドリル」という言葉を使うか。なのですが、これは意味がある。
めっちゃ重要なので、ドリルの意味をお伝えする。
知識・技能を習得するための反復練習。また、反復練習による指導法。
練習する意識から理解する必要があります。
正直言って上達するには「反復練習」以外に方法はありません。
しかし、その反復練習は「何の為に・自分に必要なのか」をしっかり意識して取り組む必要がある。
目的意識を持って、自分を認めてあげて、反復練習を行う。
間違いなく上達する。
付け加えるならば「焦らないこと」
▼関連記事
左手リードドリル
早速、左手リードドリルについて紹介する。
左利きの方は「右から打て!」と置き換えて読んでほしい。
ある程度、ドラムを始めた方なら知っている方も多いと思うが「チェンジアップ」という練習方法がある。
4分音符から叩き始めて、8分音符、3連符、16分音符と打数を増やしていく練習だ。
これを右から叩き始めるのでなく、左手からスタートする。(左利きの方は右手から)
・この時、各音符を何小節叩くかは自由です。
・ここでは2小節叩いたら次の音符にチェンジアップすると仮定します。
4分音符〜8分音符〜3連符〜16分音符まで叩いて「1セット」としてください。
・右手リードで最速テンポを叩く練習とは別モノとして考える。(慣れたら左手リードでも右手リードの最速テンポが叩ける様になる様にトライする)
例)
1、右手リードでテンポ60のチェンジアップを練習(1セット)
2、左手リードでテンポ60のチェンジアップを練習(これを3セット行ってください。)
3、最後に右手リードでテンポ60のチェンジアップを練習(1セット)
左手リードドリルの効果・効能
私は今までレッスンの中で、このドリルを推奨してきた。
私がチェンジアップを叩く際は、左手リードのみで行う。
っが、こういう質問を受ける
・右左の打数は同じでしょ?強化になってるの?
確かに左手のみで星の数ほど片手打ちをするのも効果的だ。
しかし、何故「左手リード」という言葉を使っているか。
※リード=先導すること
左リードドリルの目的はズバリ!
左手主体で叩く事を体に染み込ませること。
右利きの人はどうしても右手に頼ります。感覚が鋭いのは利き手だ。
左手から叩き始める事で、右手に頼ることなく左手を使う感覚を染み込ませます。
何かフレーズを叩く時に、利き手から叩き始めると思うが、その逆。つまり左手から叩く。
左手を運動的に使う事だけでなく、左手先導でドラムを叩くこともある。
この考え方を体に染み込ませるのが、このドリルの目的だ。
やってみると、右手スタートで叩けても左手リードにした途端、違和感がある。
違和感を限りなく「ゼロ」にする事が、このドリルの目的。
利き手と同じ感覚。違和感を「ゼロ」にするのは不可能かも知れないが、何度も実践する事で、左手を使う事の違和感はなくなる。
練習時間があまりない方こそ、左手リードのドリルを実践すると、左手強化になる。
【Q&A】ティーチングプロドラマーつじに聞く!
左手リードドリルについてよくある質問をズバババ!っと紹介するぞ。
どのくらいの期間練習すればいいの?
どれくらいのテンポで叩けばいいの?
なぜ3セットなの?
まとめ
・左手から叩き始めることで、左手リードの感覚が養われる。
・かならず右手リードのチェンジアップ1セットに対して左手リードは3セット(3倍行う)
・右手にだけ頼ることなく、左右のバランスが鍛えられる。
・短い練習時間こそ、左から打て!で、効率よく練習が可能!
今回は左手リードドリルについて紹介した。
左手を運動的に動かすトレーニングも絶対的に必要だが、このドリルは左手で先導する事が目的のドリルだ。
この意味をしっかり理解して、普段の練習に取り入れて欲しい。
それでは、次回は来週の金曜になります。
この記事がよかったと思いましたら、シェアよろしくお願いします。
つじメソッドをもっと知りたい!というマニアックでお茶目な方へ。
オンラインでのレッスン・講義を受講可能です。
お問い合わせはこちらから。